子供は親のことが大好きだということ
キツく叱りすぎた時、イライラしている時、
どんな時も泣きながらこちらに寄ってきて
抱っこをせがむ我が子を見て涙が溢れました。
こんな親でも大好きでいてくるんだと感じました。
申し訳ない気持ちでいっぱいになったと同時に
私も我が子に無償の愛を与えたいと強く思いました。
人生のなかで、こんなに誰かに必要とされたのは初めてで、
それはこれからも我が子だけなのだろうと思いました。
今でもイライラしたり叱りすぎたり反省の日々ですが、
その根底にはいつも我が子を愛しているという気持ちがあります。
それゆえ、たまには失敗してしまうこともあると
自分を肯定してあげられるようになりました。
今まで自分のことを否定ばかりしてきたので、
こんな風に前向きに考えられるようになったことが幸せでなりません。
育児を通して教えてもらった、最も大切なことです。
子育てを重く受け止めた経験談
私のように慎重になりすぎて
疲れてしまう人は多いのではないかと思います。
育児の大変さは子供の生まれ持った気質にもよりますが、
それと同時に母親の性格も大きく影響します。
私の場合はとにかく自分に自信がなく、
いつかどこかで大変な失敗をしてしまうのではないかとヒヤヒヤしていました。
命を預かるということをとんでもなく重く考えていたのです。
確かに命を預かることは大変なことです。
でも、24時間監視する、なんてことはできません。
最低限の安全の確保さえ怠らなければ、
命を落とすということはまずないんだと、
今なら言えます。
当初は子供の行動に敏感になりすぎて、
育児を楽しいと思ったことは正直ほとんどありませんでした。
今思えばもっと気楽にドン!
と構えていれば良かったなと感じます。
転んだり怪我をしたり、
少々のことは子供の体を丈夫にしてくれます。
いつも手を貸すのではなく、
我が子を信じて見守ると、
自身もまた育児が少し楽になると思います。
子育てに暴言と暴力は絶対にあってはならない!
私が絶対にしなかったことは、暴言と暴力です。
暴言は、子供だから言葉の理解をしていないと思いがちですが、
案外子供は雰囲気で察しています。
どのようなニュアンスのことを言われているのか、
小さい子なりに考えているので、言葉遣いにはとても気を付けています。
叱るときも出来るだけ大声を出さないようにして、
静かに目を見て叱るようにしています。
でもいつもそんな上手くはいかないので、
キツく言ってしまう時もあります。
そんな時は後から
「キツく言い過ぎてごめんね。」
と謝ります。
そしてなぜ叱ったのかをもう一度話します。
暴力は絶対にしてはいけないことです。
言うことを聞かなかった時、叩きたくなることもありますが、
ぐっと堪えて別室に行ったり、
おしりを軽く叩きます。
頭や顔は絶対に叩いてはいけないので、
イライラしたら別室で深呼吸することが大事です。
周囲の助けはどんどん使うこと
精神的に辛いときは、家族や一時預かりを頼ると良いです。
ファミリーサポートや保育園の一時預かりは
どんどん利用すべきだと思います。
私自身、両親共に遠方で全く頼れない状況にあり、
精神的に参りそうになることが多々ありました。
夫は仕事が忙しく、育児は私一人でしていました。
その時に煮詰まって、一時預かりを考えたのですが、
何故か罪悪感を感じてしまい、結局利用しませんでした。
その後、働きに出たことで育児の辛さはかなり軽減されました。
保育園の先生はプロです。
子供が小さければ小さいほど、
預けるのは心配になりますが、
プロにお任せするのがおすすめです。
離れていた時間に得るものがたくさんありますし、
親の余裕のある気持ちはとても大切だと思います。
まとめ
子どもの気持ち育児に
ストレスを感じないという人はほとんどいないと思います。
自分のすべての行動が制限され、
私の場合はトイレさえまともに行けませんでした。
でも、その期間は長い人生でほんの僅かです。
その僅かな時間だからこそ、
自分のことも大切にしてほしいです。
僅かな時間だけど、
精神的には一生分の辛さを凝縮したと言っても過言ではないと私は思っています。
そこで無理をして精神的に病んでしまうと、
この先ズルズルと長引く可能性があります。
そうならないために、精神的に参りそうになった時は
一時預かりやファミリーサポートなど、
使えるものをどんどん使ってください。
私のように働きに出るというのも、
リフレッシュの一つだと感じています。
親の笑顔が子供は大好きですよ。